辻堂駅北口、新町商店街にあります大人気のカレーパン屋さん「シモンズ」を経営されている岡田夫妻を取材してきました。
開業の動機を伺うと「いつでも夫婦で一緒にいたかったから。」と、まるで子供のように話す託司さん。隣で聞いている京子さんも嬉しそうです。そうは思ってもそうそう実行できるものでは無いし、そう思うことさえ難しいと思ってしまうのは私だけではないはず。託司さんは再婚を期に長年勤めた会社を退職、これまでの製パンの知識と京子さんの調理の経験を生かし、2人で力を合わせて頑張ろうと今のお店を始めたのです。(ここだけの話、京子さんは相談されていなかったようですけどね。)
巷にパン屋さんは数多くありますが、カレーパン屋さんとなるとそうそうないですよね。「開業資金が乏しくて、普通のパン屋さんは出来なかったんですよ。だったら、大好きなカレーパン屋をやろう。これなら2人で出来るはず。」原点も至ってシンプル。どんなお話しを伺っても、託司さんの答えは単純明快。言わば「やりたいからやる。」「良い物だから作る。」のスタンスです。
「揚げたてが1番美味しい。揚げたてが技術的に難しいなら、自分たちが努力するだけ。」とサラッと言い退け、仕込みに時間がかかる冷蔵発酵法を採用。見事に、揚げたてカレーパンを実現させてしまいました。美味しい物を作るために一切の妥協を許さない厳しい姿勢には、頭が下がる思いです。
取材に伺った日、新作カレーパンの試食をさせていただきました。繁盛店になった今でも、ずっと弛まぬ努力をされている事からもお二人の性格が伺えます。「お店が休みの日でも、夕方にはお店に来て翌日の準備をしていますよ。」と、にこやかに話す京子さん。本当にカレーパンがお好きなんですね。そっと胸の中でつぶやきました。このお二人の愛情がこれだけ注がれているいるのですから、美味しくないはずがありません。「シモンズ」のカレーパン。それは岡田夫妻の愛の結晶だったのです。試行錯誤し、苦労の末に生まれた商品の数々をどうぞご賞味下さい。