毎月1回、藤沢市村岡公民館で開かれている月例会にお邪魔してきました。発足当時は3名だったメンバーは、現在、15名いらっしゃるそうです。このクラブは1984年発足と長い歴史のあるサークルです。
「湘南ビデオクラブでは、他のクラブで有りがちな技術的な指導は一切していません。個々の感性で作った作品を批判しても楽しくないですから。他の人が制作した映像を観て、情報の交換とお互いに刺激を受けながらスキルアップしていくのが目標です。」なるほど。趣味でビデオを撮っていらっしゃる方は1人で楽しんでいる方がほとんどですよね。でも、こうして他の人の作品を観ることで腕を磨ける訳ですね。「もちろん、質問していただければメンバーみんなでお答えします。」
メンバーの方々はそれぞれの専門のジャンルをお持ちで、私が取材に伺った日は、野鳥を専門にお撮りの伊藤さんのハヤブサの作品を拝見しました。伊藤さんは江ノ島に営巣しているハヤブサの記録を撮り続けていらっしゃいます。日本に生息するハヤブサの個体数は未確認のものを含めても700〜1000羽だけと言われており、環境省絶滅危惧種に指定されています。江ノ島での営巣は2005年に確認され、以来、伊藤さんは江ノ島の断崖を昇って映像を撮り続けています。これらの映像は貴重な記録にもなっています。ビデオ制作には趣味で楽しむ以外にも記録的な要素もあるのですね。その他にも伊藤さんは、アカショウビンの映像を撮りに石川県まで行ってしまたりするそうです。これらの映像に対する情熱は、自然に対する使命感が支えています。さすが活躍人です。
「湘南という場所は、海はもちろん有名な神社やお寺が多数有り、自然にも大変恵まれています。こんなに撮影に適した場所はないのではないでしょうか。」そう湘南の魅力をお話し下さったのは会長の村田さん。村田さんは藤沢生まれの藤沢育ち。湘南ビデオクラブの暖かい雰囲気は会長の雰囲気そのものです。
サークルが発足した頃の機材はカメラと本体が分かれたセパレートタイプしかなく、値段も30万円以上もしたとか。現在のカメラは10万円程度から買え、機能も充実し、画像の編集や文字テロップの挿入もパソコンで簡単に出来るとのこと。また、ビデオカメラもハイビジョン化され、従来の画像よりもずっときれいになったとか。「お一人で楽しんでいらっしゃる方、私たちと一緒に腕を磨きあいましょう。」と伊藤さん。映像に興味がある方、お一人でビデオ撮影を楽しんでいらっしゃる方、この機会に「湘南ビデオクラブ」を訪ねてみてはいかがでしょうか。クラブの皆さんは、本当に映像の世界を楽しんでいらっしゃいますよ。まずは月例会の見学に行ってみましょう。