蕎麦を打つ真剣な表情とは対照的に、大きな声で笑う菊地さん。とても穏和でお話しも面白い。取材時間はあっという間に過ぎてゆきました。
もともと料理人の菊地さん。ひょんなことから映画界へ転身。
ビデオ製作会社を経営され、20年間に手がけた作品はなんと約1300本。多い日には1日に7本の映画を観ることもあったとか。
好きな映画は「俺達に明日はない」「ウエスト・サイド・ストーリー」「風とともに去りぬ」などなど。中でも、中学生の頃に見た「風とともに去りぬ」のキスシーンは感動的だったとか。
菊地さんは「ブエナビスタ ソシアル クラブ」などのドキュメンタリー、「恋愛適齢期」「セイブ・ザ・ワールド」などの有名作品も多数手がけられました。「セイブ・ザ・ワールド」では、通常の吹き替え版以外に、小川達也さんと故橋本信也さんを声優につかったプロレスファン用のバージョンも製作。面白いことを考えるのですね。
そんな菊地さんにご自身が制作された一番印象に残る作品を伺ったところ、FOX映画「遠すぎた橋」、そして何と言っても忘れられないのが、クリエイティブ・アクザの「チュパカブラ・プロジェクト」。ビデオをお借りして拝見しましたが、これはすごい!興味がお有りの方は是非ご覧下さい。
フランス料理の天皇と言われるジョエル・ロブションの料理番組シリーズでは、「パリの俺のスタジオに来い!」とジョエル・ロブションの一言で、15分のコメントを撮るために撮影クルーをつれてフランスまで!
良い物をつくる為に妥協しない姿勢は、当時からずっと変わらないのですね。
その他には、プラモデルや鉄道模型(0ゲージ・HOゲージ・Nゲージ)、ミニカーの収集と一人旅がお好きだとか。日本初のミニカーも拝見いたしました。(トヨペットクラウンの写真)
「旅行は学生時代に国内は北は利尻、礼文から、南は鹿児島までほぼ日本一周。海外はヨーロッパ半周(北欧は行ってないので)、すべて一人旅で行きました。」と懐かしそう。
乗り物が好きと言うより、車窓から見える景色が好きなんだそうです。
「一番、目に焼きついている景色は、南回りでエジプトから日本に向かっているとき、長い夜から朝がやってきて眼下に見えたオレンジ色の地球から湧き出るような光でしょうか。」
私もそんな旅行がしてみたいです。
私たちの知らないビデオ製作の裏話が楽しくて、ついつい取材が長引いてしまいました。
楽しいお話しをありがとうございました。
「今は、趣味の時間が無くてね。」とちょっと寂しそう。でも、お店が忙しいのは良いことですよ。
これからもますますのご活躍を!